タンノイのエジンバラ [ 長嶋有 ]のレビューは！？

年齢不詳さん
この著者の書くものって、どれもふんわりした感じがします。

20代 女性さん
4作品が収録された短編集です。個人的には『猛スピードで母は』よりも、本作の方がさらに好きです。長嶋有の書く文章は大袈裟でないので するっ と読めてしまうのですが、ちゃんと丁寧に、細部にまで気をつけて読んで行くと、いかに「感情の揺らぎ・機微」のようなものを細やかに描いているのかに気づきます。4作品、どれも期待以上のよさだったのですが、特に「夜のあぐら」「三十歳」が素晴らしかった。これは他の作品も文庫化を待つ、なんて悠長なことを言わず、急いで読まねば、と思わされました。

40代 男性さん
ん〜なんと表現してよいやら、お暇なら読んでみても良いのでは。

年齢不詳さん
感想…書くのもおこがましい、という感じ。長嶋有さんが好きになります。この人の書くものは全部不思議味。

40代 男性さん
「タンノイ？」 学生時代に流行っていたブルックナーの七番を初めて聴いたとき、全身音に包み込まれてしまった衝撃を今でも覚えています。それは曲の印象というよりも、音そのものから受け取った皮膚感覚のような気がします。 傍らで聞き入っていた友人が教えてくれたスピーカーの名前は、今でもはっきりと記憶に残っていますが、肝心の友人の名前は忘れてしまいました。